厚木家さんの美味しさのベースは、三層構造のスープ

ゆで落花生

2022年01月18日 23:59

以前、家系ラーメンの発祥地である吉村屋さん直系の厚木家さんに訪問した記事を書きましたが、その時に美味しさのインプレッションについては再訪しての後日記事にしますとしていました。それからだいぶ間が開いてしまいましたが、今回、ようやく再訪出来ましたので、それを記事にしたいと思います。

前回訪問時との違いは、内部をリニューアルして席数を増やしていたこと。リニューアルといっても、内装やレイアウトまではいじっていないようで、あくまで席数を増やしただけのようです。これで席数は、30席近くになったのではないでしょうか。(全てカウンター席、増席は窓側のカウンター席)

コの字型のカウンター席奥の厨房は、かなり広め。多くの方が働いているのですが、全体的に暗いことと寸胴からの水蒸気であまり良く見えません。

全体的に体育会系の雰囲気漂う、ピリッとした感じを受けました。それだけ真剣に日々ラーメンに向き合っているのでしょうし、そこから生まれてくる「本家直系」のプライドもかなりのものだと感じました。

チャーシューメン(中盛り) 980円 きくらげトッピング 80円

前回と同じくチャーシューメンを今回は中盛りで。きくらげトッピングも、前回と同じ。麺の固さ、味の濃さ、油の量とも「普通」でオーダー。

このお店の美味しさの秘訣は、醤油ダレ・スープ・鶏油(チーユ)それぞれが層になっていて、食べ方によって味わいにバラつきを出せる点。

丼の上面を掬えば、鶏油とスープのまろやかな味を楽しめますし、下のほうから掬えば醤油ダレのガツンとパンチの効いた味を楽しむことが出来ます。

食べ進めていけば醤油ダレ・スープ・鶏油が自然と混じりあい、バランスの取れた旨味となって最後まで美味しく頂くことが出来ます。

この「三層構造」は、ちょっと他のラーメン店では味わえないものだと思います。塩味が強いのはご飯をお供にするのが前提ですので、ラーメン単体で楽しみたい方は、味の濃さを薄目でオーダーするのがおススメです。

麺は酒井製麺の中太麺

麺の食べさせ方も秀逸。三層構造のスープの中に平ザルで上げた麺を静かに沈めているので、最初のうちはスープとあまり混じらず、麺本来の味や香りを楽しむことが出来ます。その後は、スープと麺とのコラボを存分に味わい尽くしてください。

2つある券売機は初心者にはカオス

家系自慢の海苔は、厚みも香りも申し分無し。そのままパリパリと食べるも良し、スープに浸してクタクタになったものを食べるも良し、それらをご飯と一緒に頂けばさらに良し。

青菜は今回は小松菜でした。結構クタクタに茹でられていて、これはこれで美味しい。味玉も丁度良い半熟加減と味付け。ネギは少な目。逆に、追加でトッピングしたキクラゲはたっぷりの量。コリコリの食感がたまりません。

チャーシューは脂身の少ない上質な部位をジックリと釜焼きしたもの。薫香の強さと噛めば噛むほど旨味が出る美味しさは、今まで経験したことのないもの。絶対に外せないマストアイテム。

と、ここまで厚木家さんを褒めちぎってしまいましたが、2台ある券売機は初心者にはハードルが高し。右と左で中身が違ううえに、右側がラーメン・左側がトッピングとドリンクなどような統一性が全くないのです。

待ち順が5番目くらいが食券を買うタイミングなのですが、慌てないで2台の券売機をジックリ眺めてから食券を買ってください。また、トッピングの中には食券ではなく現金対応のものもあるので、その点も注意が必要です。


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