2021年08月18日
直付けから引掛けシーリングへの照明器具交換手順を紹介
天井直付けタイプのシーリングライトを引掛けシーリングタイプに更新した案件になります。作業自体はそれほど難しくは無いのですが、電気工事士の資格が無いと出来ない作業となります。
交換作業時の注意点やポイントを中心に、手順を見て行きたいと思います。

本体カバーを外し、蛍光灯管球を取り外す
壁スイッチをオフにし、毛布で養生をした上に脚立を立てて、本体カバーを取り外します。和室の続き間など壁スイッチが無い場合は、感電事故が無いように分電盤側のブレーカーを落としてから作業を始めます。
本体を取り外した際に落下させてしまい、蛍光灯管球を割ってしまうことを防ぐために、本体を取り外す前に、予め蛍光灯管球は取り外しておきます。

Fケーブルを取り外した後、ビス止めしている本体を取り外す
続いて、接続されているFケーブルを取り外します。その時代によって、固定しているネジを緩めたり、解除ボタンを押し込んたりと、取外し方法は色々とあります。経年劣化で解除ボタンを押し込めないような場合は、Fケーブルを手前で切断します。
切断の際は、通電していてショートしてしまうことを考えて、黒線・白線を一本ずつ切断します。スイッチを切っていても、配線間違いをしていて電圧が器具側に掛かっていることがたまにあるからです。同じ理由で、Fケーブルの先端は、軽くテープ巻きをしておきます。
過去、企業様の本社事務所で、配線がプラスマイナス逆になっていて器具側に電圧が掛かっていたのに、十分な確認をせずにFケーブル先端をテープ巻きしなかったところ、天井下地の金属と接触してショートを起こしてしまい、全部のパソコン電源が落ちてしまった時には冷や汗をかいてしまいました。(結局、電源が落ちたことでの被害はありませんでしたが・・・)
続いて、本体を止めているビスを外していきます。大抵は、1カ所か2ヶ所、細い溝+大きな丸穴がある場所にビスが止まっていると思いますので、それを最後に5ミリほど緩め、浮いた器具を丸穴の位置まで動かして器具を取り外すと、ドライバーを持つ手で器具を支えるような不安定な作業をしないで済みます。

Fケーブルを引っ張って、自由に動くことを確認
緩めたビスを取り外した後、Fケーブルを引っ張って、自由に動くかどうかを確認します。引っ張れない場合は、押し込んでみます。押し込めないような場合は、廻りの穴を大きくしたり、近くに別な穴を開けたりして押し込めるようにします。

引掛けシーリングをFケーブルと接続する
先端の銅線長さが適切になるように被覆を剥いて、引掛けシーリングと接続します。被覆を剥く長さは、引掛けシーリングの裏側に書いてあります。
Fケーブルの差し込みは、場所が決まっています。Wと書いてある側に白線を接続します。

電動ドライバーの使用は途中まで
配線を接続後、Fケーブルを天井裏に押し込み、引掛けシーリングを天井面に当ててからビス止めをします。電動ドライバーを使用の場合は、廻し過ぎて本体を割ってしまうことがあるので、少し手前で使用を止めます。
Fケーブルは天井下地の中心に穴を開けて通していますので、X方向・Y方向どちらかに必ず木下地がありますから、ビスは必ず木下地にガッチリと固定させます。

最後は、手の感覚を感じながらドライバーで固定
最後は、感覚を確かめながらドライバーを廻します。ここで緩み等を感じるようであれば、位置を変えて再度ビス止めを行ないます。
引掛けシーリングには角型と丸形とありますが、丸型のほうがビス止め位置が中心から離れていて固定しやすいので、基本、こちらを使います。
角型の場合は、ビス止め位置が中心にかなり近く、Fケーブルを通している穴が少しでも大きいと、ビスを止めるのにかなり難儀したり、場合によっては固定が出来ないケースも出てくるので、どうしても角型でなければならない場合以外は使用しないようにしています。

アダプターを取り付けたら、下に引っ張って強度を確認
引掛けシーリングを取り付けたら器具のアダプターを取り付けます。ボタンを押しながら廻して固定するタイプが多いように思います。
アダプター取付後、下に強く引っ張ってみて、引掛けシーリングがガッチリと天井面に固定されていることを確認します。

器具を押し上げて取り付け
アダプターを取り付け後、いよいよ本体の取り付けです。器具を「パチン」という所まで下から押し上げます。パチンが2段階になっている照明器具の場合は、1回目のパチンだけでは照明器具がクルクル回ってしまいます。
2回目の「パチン」が鳴るように、天井面近くにまでさらにシッカリと押し込みます。(1回目のパチンだけでも器具が落下することはありませんが)

本体からの配線をアダプターと接続
続いて、配線をアダプターと接続します。器具によっては配線が長い場合があり、たるんだままにしておくとそれが影として映る場合があるので、器具の位置を調整したりして、配線のたるみを取っておきます。
(器具によっては、配線を引掛けるツメが付いています)

カバーをかぶせて器具交換、完了

壁スイッチを入れて、動作確認

リモコンホルダーを水平を確認しながら取り付け

リモコンホルダーは、壁スイッチの近くに設置する
後は、カバーをかぶせて作業終了です。リモコンホルダーは、壁スイッチの近くに取り付け、普段は壁スイッチを使わずリモコンで照明をコントロールするようにするのが混乱せずに済むと思います。
一見簡単に見える、照明器具の交換作業ですが、こんなことに注意しながら取り付けているということを紹介してみました。
「天井直付けの照明器具を引掛けシーリングタイプに更新したい」という方がいらっしゃいましたら、是非、当店までお気軽にご相談下さい。
「家電オヤジ」
松屋電気商会(マツヤデンキ)
〒418-0066 富士宮市大宮町16-15
TEL:0544-26-3693 FAX:0544-26-4163
営業時間:AM9:00 ~ PM7:00 定休日:水曜日
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交換作業時の注意点やポイントを中心に、手順を見て行きたいと思います。

壁スイッチをオフにし、毛布で養生をした上に脚立を立てて、本体カバーを取り外します。和室の続き間など壁スイッチが無い場合は、感電事故が無いように分電盤側のブレーカーを落としてから作業を始めます。
本体を取り外した際に落下させてしまい、蛍光灯管球を割ってしまうことを防ぐために、本体を取り外す前に、予め蛍光灯管球は取り外しておきます。

続いて、接続されているFケーブルを取り外します。その時代によって、固定しているネジを緩めたり、解除ボタンを押し込んたりと、取外し方法は色々とあります。経年劣化で解除ボタンを押し込めないような場合は、Fケーブルを手前で切断します。
切断の際は、通電していてショートしてしまうことを考えて、黒線・白線を一本ずつ切断します。スイッチを切っていても、配線間違いをしていて電圧が器具側に掛かっていることがたまにあるからです。同じ理由で、Fケーブルの先端は、軽くテープ巻きをしておきます。
過去、企業様の本社事務所で、配線がプラスマイナス逆になっていて器具側に電圧が掛かっていたのに、十分な確認をせずにFケーブル先端をテープ巻きしなかったところ、天井下地の金属と接触してショートを起こしてしまい、全部のパソコン電源が落ちてしまった時には冷や汗をかいてしまいました。(結局、電源が落ちたことでの被害はありませんでしたが・・・)
続いて、本体を止めているビスを外していきます。大抵は、1カ所か2ヶ所、細い溝+大きな丸穴がある場所にビスが止まっていると思いますので、それを最後に5ミリほど緩め、浮いた器具を丸穴の位置まで動かして器具を取り外すと、ドライバーを持つ手で器具を支えるような不安定な作業をしないで済みます。

緩めたビスを取り外した後、Fケーブルを引っ張って、自由に動くかどうかを確認します。引っ張れない場合は、押し込んでみます。押し込めないような場合は、廻りの穴を大きくしたり、近くに別な穴を開けたりして押し込めるようにします。

先端の銅線長さが適切になるように被覆を剥いて、引掛けシーリングと接続します。被覆を剥く長さは、引掛けシーリングの裏側に書いてあります。
Fケーブルの差し込みは、場所が決まっています。Wと書いてある側に白線を接続します。

配線を接続後、Fケーブルを天井裏に押し込み、引掛けシーリングを天井面に当ててからビス止めをします。電動ドライバーを使用の場合は、廻し過ぎて本体を割ってしまうことがあるので、少し手前で使用を止めます。
Fケーブルは天井下地の中心に穴を開けて通していますので、X方向・Y方向どちらかに必ず木下地がありますから、ビスは必ず木下地にガッチリと固定させます。

最後は、感覚を確かめながらドライバーを廻します。ここで緩み等を感じるようであれば、位置を変えて再度ビス止めを行ないます。
引掛けシーリングには角型と丸形とありますが、丸型のほうがビス止め位置が中心から離れていて固定しやすいので、基本、こちらを使います。
角型の場合は、ビス止め位置が中心にかなり近く、Fケーブルを通している穴が少しでも大きいと、ビスを止めるのにかなり難儀したり、場合によっては固定が出来ないケースも出てくるので、どうしても角型でなければならない場合以外は使用しないようにしています。

引掛けシーリングを取り付けたら器具のアダプターを取り付けます。ボタンを押しながら廻して固定するタイプが多いように思います。
アダプター取付後、下に強く引っ張ってみて、引掛けシーリングがガッチリと天井面に固定されていることを確認します。

アダプターを取り付け後、いよいよ本体の取り付けです。器具を「パチン」という所まで下から押し上げます。パチンが2段階になっている照明器具の場合は、1回目のパチンだけでは照明器具がクルクル回ってしまいます。
2回目の「パチン」が鳴るように、天井面近くにまでさらにシッカリと押し込みます。(1回目のパチンだけでも器具が落下することはありませんが)

続いて、配線をアダプターと接続します。器具によっては配線が長い場合があり、たるんだままにしておくとそれが影として映る場合があるので、器具の位置を調整したりして、配線のたるみを取っておきます。
(器具によっては、配線を引掛けるツメが付いています)




後は、カバーをかぶせて作業終了です。リモコンホルダーは、壁スイッチの近くに取り付け、普段は壁スイッチを使わずリモコンで照明をコントロールするようにするのが混乱せずに済むと思います。
一見簡単に見える、照明器具の交換作業ですが、こんなことに注意しながら取り付けているということを紹介してみました。
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Posted by ゆで落花生 at 12:01│Comments(0)
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